多文化共生センター
多文化共生って何だろう? Home 
Forest1世界のあらゆるところで、グローバル化の動きがますます活発になっています。まず国境を越えた人の動き、モノや情報の動きがあり、さらにそれが人々の価値観や生き方の多様さを生んでいます。もはや地球上には、国籍や民族にとらわれない、無数の「文化」が存在しているといってもよいでしょう。「多文化共生」とは、こうしたさまざまな生き方が共に存在する社会であり、自分が自分らしく生きる社会であると考えます。
21世紀の初めに生きる私たちは、19世紀にできた「国民国家」の幻想から解き放たれ、新しい地球観を模索しなければなりません。その過渡期にあって、私たちは価値観の衝突や異文化間の摩擦に数多く直面することになりますが、それはプロセスであって結果ではないのです。
Forest2例えていえば、これまでの私たちの社会観は「植林された杉林」でした。同じ種類の木々がまっすぐに成長し、成長が悪いと間引きします。昼なお暗く、他の樹木は育ちません。成長した木々は、人の役に立つためだけに切り倒されて商品となります。これからの社会は「雑木林」のようであろうと思います。木は木、花は花のために育ち、それでいて林全体が人の手によることなく調和を保っています。実のなる低木も育ち、獣も暮らすことができます。倒木も早く自然に帰ります。
Forest3社会が「多文化共生」を実現するにはどうすればいいのか。雑木林の多様さと調和を取り戻すにはどうすればいいのか。長い間、「材木」だけをみてきたのですから、すぐに変わることは無理かもしれません。しかし、檻に入れられて互いに会えない動物園のような、にせものの多文化共生ではなく、チャンスが平等にあり、少数者でも後発者でも力を発揮できて、互いに共鳴しながら暮らす社会をめざしたい。偏見や憎悪に満ちた中で暮らしている人々には、ほど遠い目標に見えるかもしれません。しかし、明るくない未来は誰もめざしたくないものです。私たち多文化共生センターは一歩一歩、「多文化共生」への鍵を拾っていくような、そんな組織でありたいと願っています。

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